第10号 弁天島(志賀町) 学生最終ツーリング

 

弁天島(志賀町) 学生最終ツーリング (市岡)

1984年3月25日
参加者  
市岡、宇川、西田
 
 3月25日、雨だという昨日の天気予報を物ともせず、太陽がSUN-SUN(くだらん)と輝いていた。
 久しぶりのランで、海老坂峠でもう息切れし、やっぱり帰ろうかなと一瞬思う。論田、熊無の上りはきつかった。いつもの私(もうすぐ社会人選手)ののんびり口笛ペースと違って、西田(ロードレース?選手)のペースはかなり速い。宇川(北海道ツーリング選手)の後にピッタリ着いて行ったが、私はだんだん遅れていった。(18才は年じゃ)下りは向かい風で、下り終わってからも当然のように向かい風で、やっと羽咋に着く。
 長手島近くで宇川がバッジを買うため土産物屋に入る。そこには、昔の農機具や生活用具などが展示してあったがバッジは無く、宇川と私はF-BAGに付けようかなと、飾り物の小さい三度笠を買う。店を出て西田が素早く先頭を切ってスタートしたが、なぜか元の道を戻ろうとする。もう帰るのかと半分本気で思ったが、聞いてみるとどうも間違えたらしい。ここで気づいた!西田は上りはなんとなく速いが、方向感覚がゼロ(力を入れて)であると。二人でけなしながら先を進む。
 長手島に幻滅し、今度は弁天島に期待をかける。追い風の中、自転車道を三人並んで走る。気持ちが良い。私はこの頃から地図を見るのを止め、あの西田に任せることにした。(道を間違えたら後々の話題にしようと思っていた?)
 少しのダートを走り不思議なことに弁天島に着く。海岸を歩いてみる。西田が漁の網に付けるらしいガラスやプラスチック製の丸い浮きを見つける。探してみると、そこらじゅうに転がっていて綺麗なのを、合わせて六個程集める。休息所で宴会。せっかく持ってきたミルキードリンクは腹一パイになって飲めなかった。風が強い。こんな日は某君が書いた様に、五木ひろしの様に目が細い人が有利である。そろそろ帰ることにしてプラスチックの浮きをサドルの下にくくり付け(かっこわる〜)出発しようと思ったが、なぜか又みんなでゴミの中をあさり始め、なかなか出発できなかった。
 羽咋に着いた頃、誰が言い始めたのか、よせばいいのに千里浜へバッジを買いに行くことになる。ペダルの重くなる砂浜をかなり走り、売店に着いた。人混みの中、少しウロウロして写真を撮って出発。
 論田、熊無の上りではまた西田が一着で、数十秒遅れて私が、その後宇川が続いた。ただし、ふきのとうが出ていたのに気付いたのは私だけだった(ワッハッハ、余裕、余裕?)。そして、西田が「今年はオレの年だ。」と言っていた事を付け加えておこう。 END

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う〜ん!どないしょ?
ここまで来たら、、、まっ、いっか!

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