にゅうりん

天田峠


【 天田峠 】  
地図

北陸の道百景という番組で天田峠が紹介されていた。
番組では、「天田峠の道には旧道があると!」魅力的な事を言っている。
車での事前調査?は完了なので、逝っちゃいますた。  2003/08/15(曇り)

歴史的背景
天田峠は明治天皇が富山巡幸(明治11年)のさいに通られた道である。
天皇の北陸巡幸は以前から決まっており、政府からも「単なる道路補修はやっても良いが、仰々しいことはやるな!」というお達しがでていた。この当時、富山は富山県ではなく石川県であったのだが、「なんとかしなくっちゃ!」ちゅう事で、新潟・富山の県境の境川に橋を架け、茶屋峠の北側に新たな道(新茶屋峠)を造り、そして富山・石川県境の倶利伽羅峠が大変だということで、少し北へふって天田峠に新道をつけた。
ちなみに、富山県内では4泊5日で巡幸なされ、3泊が民家で1泊が寺であったらしい。(ヘイ!ヘイ!ヘイ!…)
 


R8号線安楽寺西交差点。  (地図
 左折は県道16号線(旧R8)。
右折は正規ルートの天田峠コースです。
今回は直進する。
  

倶利伽藍トンネル手前の民家横から旧道が延びている。
大変狭い道で、車の離合はまず無理。
(地図)

峠の上りにかかるが、勾配はそうきつくはない。
しかし、路面が苔むしている。
濡れているのでスリップする…

←の横には石柱がある。
例の「明治天皇御〜〜」である。
 

富山県側の旧道は距離が短く、
すぐに正規ルートの県道286(刈安安楽寺線)に合流。
(地図)
 

←を上り詰めると、すぐに峠です。  (地図)
左折すると、倶利伽藍不動寺です。
(なんでこんなに暗いんじゃ…)
 

峠には天田峠改修碑がある。
 

峠の横に水飲み場がある。
歩道があり、棚田のビュースポットと、
倶利伽藍八大龍王神社に通じる。

棚田のビュースポットからの風景です。
奥山田の棚田と言い、日本棚田百選に入っている。
平成11年7月26日 農林水産大臣認定だとか…
 

峠から石川県側の下り。
横には勾配11%が立っている。
昭和7年まで、ここいらは九十九折れの急坂だったらしい。

途中の脇道から旧道に入る。  (地図)
富山県側とは違いコンクリート舗装である。
 

石川県側は急坂です。
ちなみに、ここの地名は九折(つづらおり)……

振り返って撮るとこんな感じ。
ここだけ暗峠と良い勝負している。
 

下ると谷沿いの道となる。
勾配もなだらかになる。

正規ルートの県道に合流する。  (地図)
 

振り返って撮るとこんな感じ。
白い犬に注意…
 

旧R8に合流。  (地図)
 上に見える高架はR8です。

ここで天田峠越えはお終いです。
 
北陸の道百景!恐るべし!!

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