にゅうりん

井波道



 井波道とは、高岡から井波を結ぶ道で、黒田・二塚・北般若(以上高岡市)・柳瀬・太田・中野(以上砺波市)・庄川川除・青島・金屋(以上庄川町)・井波へ通じていた。歴史のある道で、街道筋の太田〜青島(庄川)には33の観音様が並んでいたという。また、庄川と千保川(以前は庄川の本流だった。)の間を通るので、中筋往来とも言われたらしい。他に、高岡〜井波を結ぶ道に戸出道がある。これは戸出(高岡市)・砺波(砺波市)を通じていた道で、今のR156とほぼ同じである。
 井波道はTCFのクラブラン等で
嫌!と言うほど通った道である。今更紹介するのも恥ずかしいのですが勘弁して下さいませ…(汗)

コース
 2004年02月14日 晴れ ランドナー(ユーラシア改)
 高岡市道路元標(高岡市通町)→太田(砺波市・旧道経由)→中野(砺波市)→庄川町庄川堤防沿い→瑞泉寺(井波町)→R156で帰路


 


高岡市通町にある道路元標。   (地図)
井波道はここからスタート。
 

道はJR北陸本線にて分断されている。   (地図)
ガード下を潜って進む。(車は通行不可)

ガード下を潜ると街道ぽい雰囲気のある街並みが
ほんの少しつづく。
 
 


高岡市の下・上黒田には祠が結構残っている。
(地図)
 

二塚を過ぎ、JR城端線を渡る。
渡ると道は左に曲がるが、昔は直進してクランクしていた。
(地図)

 

高岡市北般若の毘沙門杉堂。   (地図)
昔、毘沙門杉という立派な杉がここにあった。
倒れた翌日の画像(79年09月23日)はこちら

太田に入る手前で道は二手に分かれる。
旧道は左側です。   (地図)
太田は散居村が多い砺波では珍しい、集落の村である。
昔は庄川を渡る渡しがあった。
 

旧道沿いで太田を過ぎ新道と合流すると、
観音様が出迎えてくれる。   (地図)
文字が掘られてあるが判読不能。
ここから庄川町の間に33の観音様があったという。
   

   

  
結構残っている…
数字・石工、寄進者の名前が残っているものも多数ある。
中には「上井波、下高岡」 「西でまち、東ふなは」 「左高岡、右ふなは」
と、書かれた観音様もある。

 

砺波市中野を通る。   (地図)
奥に見える建物は立山酒造の工場である。

 

ここって庄川町だと思っていたのに、砺波市なのね…
街道はそのまま直進し、松川除−金屋−井波へとつづく。
ここ最近、道路が拡張され雰囲気がよろしくないので、
庄川堤防沿いを走る。
   (地図)
 

庄川の松川除です。   (地図)
詳しくはここを…(汗)

 

庄川合口ダムです。   (地図)
チョイ上流辺りに藤綱を張った渡しがあり、
ここから八尾につながる街道(八尾道)があった。

井波道に戻る。   (地図)
左に曲がると五箇山方面に行く。
何回通ったやら……

R156金屋交差点を過ぎる。   (地図)
ここって国道なのね〜。(驚)
真っ直ぐ進めば終点の瑞泉寺です。

 

瑞泉寺に着。ちなみに山門の名前は高岡門です。
これにて井波道終了。   (地図)
画像クリックで瑞泉寺の説明板です。

 
井波道

ゆっくりと散策するのも良いもんです。
ただ、昔に比べて交通量が増えてます。
特に大型車が多いので気を付けて下さい。
でっ、帰路は戸出道(R156)経由で帰りますた。

 



井波町の画像追加
 

井波町にあった道路元標
 

側溝のフタが欄間の木彫り風になっている。
さすが井波。
 

おっと!電話ボックスまで…
 

井波町物産展示館です。
以前は、石動−福野−井波−青島(庄川)
を結ぶ加越能鉄道加越線の駅舎であった。
いつの日か廃鉄やろうと思ってます。


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