にゅうりん

旧能登街道トレース
(津幡町〜今浜)
 

 


【 旧能登街道(津幡町〜今浜)

2005年06月25日 晴れ 暑い
            車種   ユーラシア・ランドナー
            持ち物  雨具・携帯
            工具類  パンク修理道具、携帯工具
 

 

 おやど橋からスタート。(地図) 道標には、「津幡宿駅 脇本陣 角屋跡」と刻んであります。
 そうそう、今回はジモピーのマッタさんとご一緒です。走る歴史書みたいなお方なんで安心モードだがや。
  

 出発前、近くにある古い家屋があるというので案内してもらいました。現在、ただ一軒残るのみなのですが、昔はこんな家屋が並んでいたとか。
 

 橋を進むと「四ツ角」交差点にでます。(地図) ここを右折すると北陸道富山方面、左折は能登街道です。角に道標がありますが、残念ながら復元物です。
 

 交差点「清水」(地図)でr215(旧R159)を渡り、奥にある七尾線を越え、r59を進みます。
 

 r59線沿いを走るもんだと思っていたのだが、マッタさん曰く、一つ右にある道が旧街道という。ん〜、廃が漂ってまふ…… (地図)
 

 ちょい進むと再び県道に合流します。(地図) 合流地点には、加賀郡ぼう示札が出土した遺跡があります。奥にある工事中の橋脚は、R8バイパスが繋がる予定です。
 

 街道は県道を通り、能瀬川を渡ります。(地図) 資料を見ると、橋を渡ると道は悪くなるとの記述があります。
 

 能瀬川を渡りって、そのまま直進と思いきや、「ここ左折!!!」と言う師匠のお言葉。(地図) 師匠が言うには、「バイブル(=歴史の道調査報告)には、左折とある!」とか。そうそう、能瀬から今浜までは砂道が続くと資料に記してあります。
 

 領家の集落を通ります。(地図) しかし、能登四郡の村々組分絵図を見ると、現県道が街道ぽいのよね〜(謎)
 

 県道に合流して、指江に入ります。(地図)

 狩鹿野の集落を通過し、宇ノ気に入ります。。(地図) 宇ノ気は古地図では、「宇野気新」と表記されてます。
 

 宇ノ気の街並みです。少し進むと、宇ノ気神社が右手にあります。
 

 宇野気神社です。(地図) 以前、この神社の前に160年前に建てられた道標があったと言います。
 

 しかし、子供の事故で道標が倒れ、神社の境内に移動されたとか。道標には「右 つばたみち」「左 のとみち」と刻んであります。
 

 街道は七尾線を横切り浜方面に進みます。(地図)
 踏切名は残念ながら能登街道踏切ではありません。秋浜踏切ですた…
 

 七尾線を越えると、七窪と呼ばれた所を進みます。ここは砂丘地帯で七つの窪みがあり、多くの旅人が迷った所だとか… 供養のためお地蔵様を祀ったところ、遭難者が減ったという話が残っています。
 

 国道松浜交差点でR159を超斜めで渡ります。(地図)
 

 木津の集落を通り抜けます。(地図) 木津を抜けると次は高松です。
 
  
 高松に入る前に、県道左手に「かほく市歴史公園」があります。(地図) 画像は能登街道高松宿の碑です。高松は能登では一番大きな宿町でした。しかし、過去には三度の転地がありました。一度目は、浜が狭くなったため。二度目は、佐々成政の末森城攻めのため。三度目は、再度の浜が狭くなったためで、山際へ数十年から百年移ったとか。
 
  
 同じく、公園内にある口銭場跡碑です。
 高松から金沢に向かって荷を運ぶ場合、浜街道を直進するのが最短距離でした。が、そうなると津幡宿に利益が入らないので、口銭(=税金・通行料)を徴収した場所です。浜街道を通った荷は魚が多かったらしいです。
 

 高松の集落に入ります。千本格子の家並みが続き、雰囲気が○です。
 

 途中から、街道の上下線の間に江川が現れます。
 

 暫し進むと、道路元標にお目にかかれます。元標には「距 能登國 羽咋郡南大海村二ツ屋 参拾四町」と表記されてます。
 高松は宿町として栄えたのですが、明治10年以降にできた砂丘をさける自動車道の普及で、徐々に廃れました。
 

 高松の集落を行き着くと、道が二手に分かれます。(地図)
 右に進むと「二ツ屋」へ。左に進むと浜街道経由で「今浜」です。能登街道は浜街道を進んだと言います。
 

 忠実に街道をトレースするため、浜街道(=サイクリングロードね。)を行こうかな?と思ったけど、700cのマッタさんには酷wなんで、二ツ屋経由になりますた。画像は二ツ屋交差点@R159です。(地図)
 

 R159経由で今浜を目指します。
 マッタさんには、所々の旧道をトレースして頂きました。(謝)
 

 今浜(=以前の表記は今濱)に着。昼を過ぎたので、有名なお蕎麦屋さんでお昼御飯。御馳走様ですた。美味かったっす。
 今浜から街道は二手に分かれます。外浦街道と内浦街道です。羽咋に向かう外浦街道はそのまま浜沿いを進みました。七尾に向かう内浦街道は敷浪を経由していました。
 

 今浜からR159を横切り、敷浪への旧道に入ります。(地図)
  

 敷浪駅に着。(地図) 今回はこれでお終いです。

 津幡までの帰路は、高速巡行でいじめられますた。w でも、メチャ面白かったです。次回は、七尾までトレースしましょう。
 
 下調べが不十分なまま出かけた能登街道。
 マッタさんのおかげで充分補填出来ました。
 感謝x2。
 お暇なときにでも七尾まで走りませう。
 f(^_^)







 

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