第2号 谷折峠バーストラン

 

記録シート 2
  
1980年4月28日(月)
地図=富山、八尾、白木峰(1/5万)

 
<所感>

 くねくねと山沿いを走ったあと、八尾農協大長谷支所で休息。ジュースを飲み出発。「体がだるい。あと10分」と、思っているうちに出発! 左手にダートの登りが見える。そこを登るのだ。登りで元気のない塚原氏の尻を見ながら押したり、乗ったりしながらも谷折峠の頂上へ・・・・。ここで写真を撮る。
 この後、すごい下り。ガタン、ゴトゴト。ガタン、ゴトゴト・・・・。タイヤが気になるが止まるに止まれないカーブを右に左にハイスピードで下る下る。そして、ヘアピン、「パシュー・・・・」 突然のパンク。あわてて自転車を降り、修理の道具を持ってないので塚原、長さん、麻生さんを待つ。先頭は塚原、続いて長さん、麻生さん。塚原は砂利道にかわいがってもらったらしい。ニコニコしている。
 急いで修理に取りかかる。空を見ると雲が広がっている。修理が終わった。こういうものは一度で済むということは絶対にないものでございます。
 予想を裏切らず、パンクではなくバーストをしてしまった。‘‘ドパァン。シュシュシュシュッー’’ 5pぐらい車高が下がった。修理。雲が濃い。だやーい。修理終わる。ダートを降る。‘‘ドパァン’’またまたバースト。修理。雨が降ってくる。あほらしくなってきた。タイヤにビニールテープを巻き修理終わる。舗装になり降っていると、サイドからチューブが餅のように膨らんできた。「ウワー!」と言うと同時に‘‘ドパァーン’’ チューブの破片がが顔に当たる。「イッテェ」と言いながらSTOP。!!

 修理開始・・・・・・・・・・車が横に止まる。「どうした?」「パンクしました。」「・・・・・・・」「・・・・」「・・」と と会話が進む。「そこで待っとれや。」、しばらくして車が来る。自転車を乗せてもらって八尾に行く。修理不可能とまではいかないが、自転車を警察に預けることにした。
 刑事さんが紙をペーパーナイフで切り、万年筆で何か書いて、僕もそこに記入し、署名し渡すと「右 自転車一台確かに預かりました。八尾警察署・・・○×△□・・・」と立派な書類ができあがる。
 一方、長さんら一行は山を自転車で下り、道を間違えながらも無事見事に高岡へ帰着したらしい。僕がみんなから帰りの電車賃を借りたので、残金がすごく少なくなったそうだ。麻生さんは、「ねむ〜い、ねむ〜い」。塚原は、「腹減ったぁ〜」と言いながら走ったそうだ。「途中で買ったベビーラーメンがものすごくうまかった!」と言っていた。
 1日後、僕は父に自転車の分解方法を教えて、自転車の貰い下げに行ってもらった。な、なんと、僕の自転車、いや愛車はブタ箱に留置されていたそうだ。自転車に「おつとめ、ごくろうさん。」と言いたい。初めはどこにあるのかわからず、八尾署員総動員して探してもらったそうだ。僕は「もう、パンクはしたくない。」 「もちろん、バーストも!」
 思い出すほど、だるくなるバーストランだった。終わり。 
(大井)
地名 到着 出発
高岡 - 08:50
ドライブイン
ホーライサン
? 10:10
高瀬峠 11:30 12:20
八尾農協
大長谷支所
? 13:40
谷折峠 14:30 14:45
高岡 18:30 -



高瀬峠


室牧ダム?だと思う
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谷折峠からの下り?だと思う






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