第5号 二上山 林道白山線大平線

 

林道白山線 & 大平線     ガイド  宅美

 竹の子で有名な西田 (サイダ) の国泰寺の入口から50m程手前の、交差点を右折して山の中に入ると、そこは知る人ぞ知る二上山万葉ラインの裏道、林道白山線である。
 筆者は桜の散りかけた4月の日曜日、クラブ員の鉢呂氏を誘って、この林道へペダルを踏み込んだのであった。思えば3年前、筆者が中学2年の秋、二塚、伊勢両氏と共にこの林道に入り、途中より大師ヶ岳線に右折し、草をかき分け大師ヶ岳山頂に登った事がある。 (今程健脚でもなかったし大変辛かったという苦い思いでが残っています。その後、この白山線はT.C.Fでは最もポピュラーな林道となって皆さんよく走り込んでいます。) 今回も経験豊富な鉢呂氏が同伴ということで心強い。
 林道大師ヶ岳線の枝点より手前1〜200mの区間の区間は富山湾が見え、天気が良ければ立山連峰を見ることができる。
 筆者が走った日は運良く立山を見ることができ、二人で感激したのであった。
 大師ヶ岳林道の枝点で林道は峠状態となり、そこからは緩い下りと平地が続く。この日はまだ残雪があり、道はぬかるんでいたいたが、2ヶ月後に走った時は残雪は消えていたが、草木が生い茂り、クモの糸が顔にまとわりついたり、虫が目に入ったりして、この林道は6月を過ぎてから秋までは走るべき所ではないと感じたのであった。 ( それでは走る時期がないのでは?...by ガリ版屋 )
 途中、一カ所路肩が崩壊していたが走行には影響は無かった。また渓谷めいた所の500m位は、道幅が広く砂利が敷き詰めてあり、メザラなども数カ所あるため、下手すれば転倒の可能性もある。辺りの山が低くなりはじめると林道の終点が近くなってくる。
 この林道の出口は、万葉ラインのアーチェリー広場の横なのだが、出口の50m程手前は、なんとゴミダメがあるのだ。何回通ってもこのゴミタメには閉口してしまう。
 4月のその日は、出口の桜の一枝だけが雪に埋もれウソ ( 鳥 ) の被害をのがれたのであろうか満開であった。落ち込んだ気分は、この桜の一枝によって持ち直したたのであった。
 二人はこの後、万葉ラインを走り山寺へ抜け、山寺からの林道大平線を走った。
 この林道はずっと下りっぱなしで、小竹の畑の中を抜け、R160の新旧分岐点から旧R160を300m程氷見寄りの所に出るのである。
 初心者かポタリング程度には、最適な林道であると思った。
 なお、大平線を小竹から登ったら傾斜がきつすぎるため、避けるべきだろうと思う。

* 高岡市より2〜3時間位の周遊コースなので、貴方も一度は走ってみたらいかがでしょうか?



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