第8号 ニコイ高原カーサイクリング

 

ニコイ高原カーサイクリング

1983年5月29日
参加者  
石瀬、溝口、二塚、摺出寺、鉢呂、市岡、稲垣
      
高橋、野村、麻生、福沢、宇川、内島兄弟、宅美



 【水芭蕉&リュウキンカ】  by Futazuka

 岐阜県宮川村ニコイ高原は S56.11.1 に続いて2回目のクラブランである。
 前回は晩秋の紅葉狩りランだったので、今回はニコイ湿原の散策と水芭蕉観察が目的でこの時期、5月を選ぶ。カーサイということで走行距離は約30km。現役、OB、中学生を加えての総勢15名のオールスターキャスト。前回のメンバー5名を含め、勝手知ったる他人の道、気楽なランを期待しての上桑野からのスタートであった。
 約10km走り、ニコイ高原入口の看板の分岐点で一息。いつの間にか二つのグループに別れている。後のグループがなかなか来ない。なんと出発直後に溝口氏のF.Dのメカトラ第一号で待つこと10分。合流の後、菅沼の部落を目指し出発。マスの養殖池を左に高度を稼ぎ、バンガローが林立する辺りを左に巻いて地道となる。
 菅沼で小休止の後、再出発。直後に今度は摺出寺君がメカトラを起こす。サンプレSLJのR.Dのプーリーが2個共飛んでしまったの事。50m位の間を鑑識課になって捜す。奇跡的に全てのパーツを回収。取り付けに成功する。
 鍾乳洞に着いて、始めてのメンバーに中を先頭に立ってガイド。中は真っ暗闇。懐中ランプで前進するが、途中、泥で埋まって行き止まりとなり引き返す。隣接するニコイ滝へトンネル道を案内し、滝の真正面の橋に立つ。前回我々が感涙した大自然の景観にも、今の若い者はいたってクール。( 紅葉と新緑の差か?) それならばと最後の切り札、ニコイ湿原の遊歩道散策をする。尾瀬のそれを思わせるムード満点の遊歩道を愛車を引きながら進む。しかし肝心の水芭蕉がなかなか姿を現さないではないか。小川のせせらぎの淵に黄色の花を咲かせているリュキンカが、所々に見ることが出来るだけ。そんなはずはないと、よく見るとあった。花はすでに終わって包だけが残り、大きく化けた葉っぱの水芭蕉がポツン、ポツンとあったのです。
 湿原の端の宴会場所の回りにも、大きく化けた葉を付けた水芭蕉が群生していたのです。そして私は時期が遅かったのを悔やんだのでした。5月初旬〜中旬がその時期であろうと、、、
 新登場の溝口氏のうどん(インスタントでは無い)が発表された宴会も盛大に終わり、「 来たときより美しく、残しても良いのは思い出だけ、取って良いのは写真だけ!」 というT.C.Fのクラブ訓を胸に、この地を惜別したのでした。
 なおこの後、帰路の洞間で摺出寺君が本日2度目のパンクをして、本日のトラブルマンとしての地位に決定的なだめ押しをした事を付け加えておこう。  END




ニコイ高原

ヤッパリここは秋でしょう。
でも、熊がこわいですな。
湿原の看板に、熊が引っかいた傷を見たことがあるけど、、、

ニコイ、菅沼の分岐


ニコイ大滝


ニコイ湿原の遊歩道
数年後には手摺りは無い


ニコイ湿原の遊歩道


パンク一名待ち

 

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