創刊号 ダブル山の神峠
記録シート 3 ダブル山の神峠(上百瀬)から利賀村〜平村へ 1979年8月12日(日) 集合時刻 07時25分 解散時刻 17時05分 コース 高岡−毘沙門杉→小牧→利賀→上百瀬→山の神峠B→阿別当 →山の神峠B→小牧→高岡 地図=石動、城端、下梨、白木峰(1/5万) |
全体休息時間 1時間59分 全平均時速 11.9kmh 走行時平均時速 15.0km/h 上百瀬〜坂上間の山の神峠(890m)は1/5万の地形図(白木峰)には 載っていない。 当クラブでは、これを山の神峠Bと呼び、利賀村〜平村間は山の神Aと呼び区別している。 山の神隧道(平村側)1976年11月 |
<所感> 上百瀬は、最初の山の神峠の登り口。一間たらずの狭い入り口である。とても峠への入り口とは見えないが、そう思ったのは始めのうちだけ、すぐに急坂が待っていた。 最初からジャリなので、すごく苦しい。坂が急なのと タイヤが滑りやすいのですぐに押しとなる。(最初から6〜7%ぐらい) 押しながら登っていると、体のまわり、特に足に虫が数十匹群がって足などをつつく。これがまた気になるもので、手で払いながら押すようになる。すると、津幡のニイハンが 「オロロや!オロロや!」と駈け登って行くではないか。私はこれが例の「オロロ」かと 津幡の後を追うように登るが、そこにだけ居たというものでないため、先に行っても行っても、これが居るんですな〜。 また、道路状況と言いますと、所々に、雨で土が流れ、岩が突き出ているようなところがあるが、そこは押しの強みとももうしましょうが、難なくかわして行くことができるが、オロロの的になりやすいのが、いじくらしんですよ。そうして、目の前の道が下るところまで来た。峠らしが、回りを見ても何一つ無い。草木だけみたいので、オロロに追われて早々に退散したが、目的地に行ったと言うより、通ってきたという感じだった。 また、下りはと言うと、登ってきた道よりも荒れているようで、頭の中は、カーブ→谷底→死 という状態で、景色なんてのは見る余裕はまるでなかった。 第二の山の神は、皆さん一度ならず行っておられるようだから簡単に。 上り始めたころ、2台ほど車が抜いていったので、なんとかなるだろうと思っていたが、 なにがなにが、地道になったとたんに押しになる始末で、情けないがしかたない。 ちょっと乗っては押して、ちょっと乗っては押しての繰り返しで、のんびりと登った。トンネル間近になると、右手方向全体が開け、雄大な景色を眺めることができ、トンネル手前まで気分的に楽に行けた。 また、峠までの歩きの10分間であるが、自分では5分くらいでつ着くだろうと判断していたため、5分間の時間差はつらく感じた。 峠は草木が生い茂り、お地蔵さんが草の後ろに かくれんぼしていた。 これであとは帰るだけと気を許したか、R156号線で地面にかわいがられて ひじや手をすりむいてしまった。 (麻生) |
山の神峠A 1976年11月 |
山の神峠B 山の神峠A、1980年7月 |