創刊号 ダブル山の神峠

 

記録シート 3
ダブル山の神峠(上百瀬)から利賀村〜平村へ

1979年8月12日(日)
集合時刻 07時25分  解散時刻 17時05分
コース  高岡−毘沙門杉→小牧→利賀→上百瀬→山の神峠B→阿別当
      →山の神峠B→小牧→高岡
地図=石動、城端、下梨、白木峰(1/5万)

 
地名 到着 出発 積算km km/h 道路状況
高岡 - 07:33 0km - -
毘沙門杉 08:03 08:13 10.1 20.2 -
小牧ダム 08:55 09:00 23.4 19.0 -
利賀 10:06 10:10 42.3 17.2 上り
楢尾
トンネル
10:21 - 43.3 5.4 -
島池 10:26 - 44.8 18.0 -
上百瀬 10:40 10:50 49.3 19.3 -
山の神B 11:14 - 51.8 6.2 標高差173m
阿別当 11:42 12:31 57.8 12.9 標高差380m
山の神A
トンネル
13:19 13:20 62.6 6.0 標高差380m
峠の大杉 13:30 13:35 63.1 3.0 -
東中江 14:25 - 71.8 10.4 標高差530m
小牧 15:21 15:50 88.8 18.2 -
毘沙門杉 16:24 16:30 102.1 23.5 -
高岡 17:00 - 112.2 20.2 -
全所要時間   9時間27分
全体休息時間  1時間59分
全平均時速   11.9kmh
走行時平均時速 15.0km/h

上百瀬〜坂上間の山の神峠(890m)は1/5万の地形図(白木峰)には 載っていない。
当クラブでは、これを山の神峠Bと呼び、利賀村〜平村間は山の神Aと呼び区別している。



山の神隧道(平村側)1976年11月
<所感>

 
上百瀬は、最初の山の神峠の登り口。一間たらずの狭い入り口である。とても峠への入り口とは見えないが、そう思ったのは始めのうちだけ、すぐに急坂が待っていた。
 最初からジャリなので、すごく苦しい。坂が急なのと タイヤが滑りやすいのですぐに押しとなる。(最初から6〜7%ぐらい)
 押しながら登っていると、体のまわり、特に足に虫が数十匹群がって足などをつつく。これがまた気になるもので、手で払いながら押すようになる。すると、津幡のニイハンが 「オロロや!オロロや!」と駈け登って行くではないか。私はこれが例の「オロロ」かと 津幡の後を追うように登るが、そこにだけ居たというものでないため、先に行っても行っても、これが居るんですな〜。
また、道路状況と言いますと、所々に、雨で土が流れ、岩が突き出ているようなところがあるが、そこは押しの強みとももうしましょうが、難なくかわして行くことができるが、オロロの的になりやすいのが、いじくらしんですよ。そうして、目の前の道が下るところまで来た。峠らしが、回りを見ても何一つ無い。草木だけみたいので、オロロに追われて早々に退散したが、目的地に行ったと言うより、通ってきたという感じだった。
 また、下りはと言うと、登ってきた道よりも荒れているようで、頭の中は、カーブ→谷底→死 という状態で、景色なんてのは見る余裕はまるでなかった。
 第二の山の神は、皆さん一度ならず行っておられるようだから簡単に。
 上り始めたころ、2台ほど車が抜いていったので、なんとかなるだろうと思っていたが、
なにがなにが、地道になったとたんに押しになる始末で、情けないがしかたない。
 ちょっと乗っては押して、ちょっと乗っては押しての繰り返しで、のんびりと登った。トンネル間近になると、右手方向全体が開け、雄大な景色を眺めることができ、トンネル手前まで気分的に楽に行けた。
 また、峠までの歩きの10分間であるが、自分では5分くらいでつ着くだろうと判断していたため、5分間の時間差はつらく感じた。
 峠は草木が生い茂り、お地蔵さんが草の後ろに かくれんぼしていた。
 これであとは帰るだけと気を許したか、R156号線で地面にかわいがられて ひじや手をすりむいてしまった。 
(麻生)

山の神峠A 1976年11月

山の神峠B



山の神峠A、1980年7月





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