第3号 大多和峠、有峰ダム
記録シート 3 大多和峠(1,307m)、有峰ダム、輪行ラン 1980年7月28日(日) 晴れのち雨 |
総走行距離 113.0km 総所要時間 休息125分 走行418分 総km/h 12.48km/h 走行時km/h 16.22km/h |
<所感> 7月28日、学力通知の悲劇があったあの日から、はや一週間である。昨夜から用意しておいた輪行袋のずっしりした重みに親のありがたみを感じ、いそいそと夜逃げのごとく二塚のおっちゃんの車で高山線・千里駅まで送ってもらったのでありました。千里に6時に着いたぼくたちは、二塚のおっちゃんに厚く礼を言って、6時20分の列車で西漆山へと赴きました。 7時14分に西漆山駅に着き、麻生さんを先頭にホームに降りようとした時、突然、麻生さんが「ホームがない!」と言い出すではないか。あわててぼくも列車から下を見下ろすと、な、ナ、Na〜んとホームを1mばかり遠のいているのでした。しかし、そこは、T.C.Fの意地で乗り越えてなんとか面目を立たせたのであった。そして、自転車を組み、8時20分に西漆山駅を出た。 少し国道41号線を下り、地道に入った。道の状態は巾3m、オール未舗装である。そして、200mほど行くと今来た道から地響きを立ててダンプが登って来るのでは?、何の用や。わー来た来た。うー排気ガスや。だやーい。と言った感じである。そこから佐古まではこれといって見所も無いが、佐古の部落では長棟峠の出入り口と鼻が落ちるような天然肥料の臭いが印象的でした。 |
小休止の後9時10分に佐古を出発。9時41分に大多和峠に着いた。 ここまで来る間にダンプのおじさんに峠までどの位あるかと聞くと、まだまだ序の口とのこと。疲れは倍増し、「頭カンカン。湯気ポッポ」であるが、引き返すわけにはいかず前進。峠には、11時に着く。ここまでは17kmの登りっぱなしで、日射しも強かったので距離は2倍3倍にも感じられました。
しかし、その苦労のかいあって北アルプスの雄大な景色は心を洗われる思いであった。小休止を取り記念撮影をして、11時20分にここを出発、有峰ダムへと向かい、途中サイクリスト一人と挨拶を交わし、12時10分有峰ダムに着いた。ぼくたちは、さっそく宴会を行い一時の安らぎを味わいました。そして、13時に最後の目標の折立峠に向かいました。道路状態は所々工事をしていて、近々完成の様でした。半分位登ったところでガスが張り出してきて、ぼくたちの吐く息も白くくもるほど涼しく、折立隧道には13時46分に着きました。標高1,350mなので白樺も生えてますし変わった風景が楽しめると思います。又、有峰湖を一望できます。 そして、13時55分に再びダムに向かったのですが、途中でとうとう雨が降ってしまって、津幡さんとぼくはポンチョ、麻生さんはハリネズミという姿で帰りました。 END 鉢呂 |
西茂住駅からR41に通じる橋。 なんか、怖い 大多和峠 ちょっと傾いてるけど勘弁。 でも、景色は最高
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大多和峠お地蔵さん。横に料金所 有峰林道。峠から有料です。 30円?50円?忘れた 折立隧道 現在、土の中 |