第3号 霧の縄ヶ池編
記録シート 4 1980年8月2日(日) 小雨のち、曇 |
<所感> 8月2日午前9時。二塚サイクルにには筆者が来ている。外は雨。彼らはまだ来ない。今日のメンバー、津幡氏、鉢呂氏、伊勢氏を待っている。9時25分、4人がそろう。まだ雨だ。しかし4人は雨具を着て元気に二塚サイクルを出発した。 10時52分に城端駅に着く。11時15分まで休息をして登りにかかる。はじめは、舗装の道だったがすぐに、粘土質のダートになり、下手をすればすぐに後輪が空転するので、苦しかった。そのうち、筆者、鉢呂氏、伊勢氏は、押しにかかる。津幡氏も3人の姿を見て仲間に入る。そして乗ったり押したりで12時56分、双竜の滝に着く。ここで伊勢氏が15〜16分遅れる。霧が深く視界が効かないので、筆者、津幡氏、鉢呂氏はたいへん心配する。伊勢氏は途中の登りで、「俺、登りで宅美に負けたらサイクリングやめんなん!」と、言っていたそうな。結果として筆者は伊勢氏に勝ってしまった。もし伊勢氏がサイクリングをすてたなら責任は筆者にあるのだ。 しばらくして、霧の中をあえぎながら伊勢氏が登ってきた。彼は途中で、寝ていた!とのこと。ボトルの水も飲んでしまい、飯も半分程食べたと聞き3人はあきれてしまった。ここで昼食にしようという津幡氏の意見もあったが筆者の反対により、ここを13時12分に出発。13時40分に目指す縄ヶ池に着いたが、霧のため対岸が見えたのはほんの数分であった。昼食は例のごとくホテイの焼き鳥が幅をきかせたが、今回は新人(?)の、みつ豆もでていた。みつ豆及びあんみつは今後のベストセラーになるだろうと予想される。 恐怖の、ノヘテッテ ポーズで写真を撮り、14時15分タモリ、じゃないイモリの多い縄ヶ池を後にする。この日は霧が濃いので、筆者と鉢呂氏はライトをつけて下った。しばらく下るとダイナモローラーが泥ですべって回らなくなったのでライトを切る。14時34分、夫婦滝を通過。池からずっとダートを下り、14時58分、R304と合流して車の少ない3車線の下りを楽しんで15時9分、再び城端駅へ戻った。ここで11分の休息の後、高岡に向けて出発。 16時38分には津幡氏、50分には伊勢氏、53分には筆者と鉢呂氏が二塚サイクルにゴールした。 登りの途中で言った伊勢氏の言葉は本心なのか否か、また、なぜ縄ヶ池にはイモリが多いのか、誰にも解らない。 宅美 |
林道温泉からの上り 現在、舗装路 縄ヶ池 標高約800m メシ、メシ |
霧の縄ヶ池 |
R304に合流 |
縄ヶ池は、標高約800mにある周囲約2kmの自然湖で、龍神伝説のある神秘的な湖。5月には池の周囲に自生する約2,000株の水芭蕉の大群生が咲き誇ります。標高1,000m以下のところでこうした大群生が見られるところはここが南限とされており、学術的にも貴重なところ だそうです。 当時は、ALLジャリ道。現在は舗装路です。冬季は閉鎖です。(一部の山登り病に侵された人が、山スキーで林道を滑っていると聞くが。当然、リフトなんてありません。) 池のすぐそばに、ハングライダー、パラグライダーの離陸ポイント(こんな表現でいいんかな?私的にみれば、死刑台)があります。ここからの眺めはバッチ・グー!砺波平野一望です。田んぼに、水を張ったころ&秋の稲刈り直前がオススメです。 この場所に枝道がありますけど、登れば、ひだまり峠(1,041M)に向かいます。峠からは是非とも、R304号線の五箇山トンネル方面を攻めてみてくださいませませ。1/5万地図には載ってますが、廃道そのもの。T.C.Fメンバーでは私しか制覇してないんじゃないかなー。 ( ̄^ ̄) |