第3号 新万波峠、楢峠 オロロに追われて峠越え
記録シート 5 |
オロロに追われて峠越え 二塚
打保駅より大谷林道の急斜面を15分も押し進めると、何と思いかけずも又、又、オロロの群団に遭遇してしまった。 そういえば今日は8月17日。雨がしとしと。そして人里離れた標高数百bの山峡と、好条件が揃えば、オロロから見れば我々は「飛んで火に入る夏の虫」となる。 思えば52年8月14日、刀利ダムからブナオ峠の登り、中河内から下小屋地内で大群に襲われ、一人百匹平均で付き合いをさせられ、仲間の一人が転倒負傷する苦い経験がある。その時の経験にこりもせずに、この期に山峡に入ったのは、今日のクラブランは、「乗鞍スーパー林道カーサイクリング」の予定が、R41号の猪谷トンネル手前で、土砂崩れで通行止めとなるアクシデントで、心ならずもコース変更となったのです。 最後尾を走って(押して)いた私は、オロロが出現するや否や、打保駅に引き返し、短パンをトレパンに履き替え、ポンチョをかぶり、今更コース変更も、先に行った連中に連絡することも出来ず、仕方なく30分遅れの再出発となる。幸いなことに、今日のオロロは前回ほどしつこくなく、少しばかりポンチョの下から潜り込むのを手で払いながら、なんとか難を逃れる。 オロロの出没と共に降り出した雨足も一段と強くなり、押しの一手では、先頭グループにはなかなか追いつけない。峠の中間点で待っていてくれた前田、宅美、両君と合流の後、ようやく先頭集団と合流したのは峠の2〜300b手前。この辺り標高1,000m当たりまで登るとオロロも消え失せ、悪戦苦闘の二時間後には、峠でのくつろぎのコーヒータイムが待っていたのです。 オロロ初体験の石瀬氏は、雨で濡れた上半身の肉体美を、惜しげもなくさらけ出し、案の定オロロの餌食となり、9カ所ものハレの記念碑を残すことになる。 クラブ員の皆さん。オロロに遭遇してみたい方は、8月のお盆前後、ブナオ峠、山の神A&B、牛首峠、天生峠、今回の新万波峠等へ行ってみなさい。オロロは必ずや君の来るのを待っていてくれるでしょう。 二ツ屋峠 |
全所要時間 13時間10分 全平均速度 7.15km/h 全休息時間 3時間17分 走行時平均速度 12.04km/h 打保駅 新万波峠 楢峠 |
今回のクラブランは非常に悲惨であった。 打保駅で、車から自転車を降ろし、パーツを組み付ける。後ろ車輪をエンドに通しクィックシャフトを閉めた。う〜ん。これでよし。 自転車を10cmほど持ち上げ、手を離す。タンタンタン。よし、どこも緩みは無いみたいだ。でも、不安だったのかもう一回してみた。 「ガシャん。」・・・?? よく見ると、後輪が緩んでいる。なんと、クィックのシャフトが切れてる。 ( ̄□ ̄;)!! 一人寂しく高山線に乗り、飛騨古川までクィックシャフトの買い出しへ、、、。 ブツをゲットして再び打保駅。同じコースを追いかけても絶対追いつけない。 そんなんで、角川から楢峠へ向かった。 あの急坂をえっちら、こっちら登り(角川〜峠間55分)、楢峠に着いたときは宴会(昼食)は終わっていた。 みんなに見守られ、一人寂しくメシを食ったのであった。 その後、みんなと別れ、二ツ屋峠、水無、利賀村、小牧、高岡と一人旅なのであった。はあー、、、 ばった より |