第3号 御鷹山クラブラン
記録シート 7 1980年9月14日 |
【 紀行文 】 9月24日、天気は快晴。絶好のサイクリング日和になった。 午前7時15分、二塚サイクル前を足どりも軽く、御鷹山へと出発した。途中、黒河、上高善寺で小休止。みんなで喉をうるおす。その最中に、二塚さんの冗談で一同大笑いした後、一気に自転車にまたがり笹津橋まで行き、ここからR41を楡原へと向かった。 さて、ここからが今日一番きつい登り坂が目の前に立ちはだかり、太陽がギラギラと容赦なく照りつけ、体からは汗が吹き出て、とても暑い。そして、ここで水分の補給(ビールも!)をした後、坂の上り口である上行寺に立ち寄り、いざ御鷹山へとペダルを踏み始めた。 坂を登り始めて間もなく、ハチロ君が犬と散歩している女性の腹めがけて突進したらしい。さぞかし女性はたまげたことだろう。いや、こういうハプニングがあるからサイクリングはおもしろい。 さて坂道もきつくなり、陽もますます強く照りつけ、宅美君は暑さに耐えきれなくなったのであろうか、上半身裸になって頑張っている。しかし僕はどうも一つ調子がおかしい。水の飲み過ぎだろうか?それとも、今年はじめての山岳サイクリングだけによけいにきついのであろうか?...そのうち体もだるくなってきたので、自転車を押して登ることに決め、みんなより少し遅れて二塚さんと峠にたどり着いたのは11時20分であった。 そして昼食。どうも食欲がでない。みんなおいしそうに食事をするなー。僕はそこそこにビールを取りだし、一口二口と喉に流し込む。ジワーと五臓六腑に染み渡り、なんとも言えないくらいうまい。そして、いつになく賑やかな昼食を過ごし、30分休憩した後、峠を出発。 これより桐谷を通り小井波に向かった。この時分から頭が痛く、自転車がバウンドするたびにズキンズキンと激しい痛みが走る。ビールのせいだろうか?やはり飲まなければ良かったのかなあと、後悔する。 それでも40分ちかくかかってようやく峠にたどり着いた。そこで僕は唖然とした。なんとこの峠の下り坂は5分しかなく、小井波まではたったの4分で着いてしまった。そして田んぼの中の猿丸大夫の塚を探し、記念写真を撮る。 その後の中根までの急激なガタガタ道のダウンヒルの落差で、下り坂の短かった謎が判明した。 (終わり) 平林 |
林道最高地点 メシ |
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桐谷からの登り |
猿丸大夫塚 |