第7号 ニッコウキスゲの咲く白木峰へ
1982年7月18日 晴れ 参加者 塚原 ニッコウキスゲの咲く白木峰山頂へ ソロツーリング 今日は7月18日。本当はこの白木峰行きランは7月11日に行く予定であったが私の大チョンボで、今日行くことになったのであります。 まだ暗い3時40分に家を出たのでありますが、私の格好は上はTシャツ、下はトレパンでありますがTシャツだけでは少々寒かったのであります。黒河を過ぎた辺りから明るくなってきたのであります。八尾を過ぎてからのダラダラと嫌になるほどの坂をどんどん上って行くのでありました。杉ヶ平に着きそこで朝食を食べて、はるか彼方の山頂を目指し上り始めたのであります。 始めは舗装してあるが、キャンプ場を過ぎしばらく行くとダートに変わるのであります。路面状況は比較的良く楽に乗って行くことができる。?途中ふと上を見ると、ずっと上のそれも遠くにパラボラアンテナが見え、いったい何時に着くのかと不安になってしまった。7時36分過ぎに時計を落としてしまい時間が解らなくなってしまう。車が何台も通るので上に着いたら聞けば良いだろう、と言うことで時計の事は問題にしないで白木峰を目指す。 もう少しで着くだろうと思っていた時カンバンがあり、それには、な、なんと、アンテナまで5,541mもあると戯けたことが書いてあるではないか。ここで一挙に疲れが出てやる気が無くなってきた。だが、ここで帰る訳にもいかず先に進むとアンテナへ行く道がくっきり見えている。 なんやかんだで、上の駐車場に着くと車が5台程止まっていた。私のすぐ後から上ってきた車のおじさんに時間を聞き、少し話をする。おじさんの話では、これでも車は少ない方で時には止める所もない程車が止まっているとのこと。 山頂への道をしばらく進むと霧がかかってきて景色が全く見えなくなってしまったが、ニッコウキスゲという高山植物が咲き誇っていた。結局、杉ヶ平からアンテナ迄の2/3以上押しまくっていた。( 石瀬さんも真っ青 ) アンテナから山頂まではほんの少し歩けば着いてしまう。 |
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駐車場までの下りで50人位の人とすれ違う。今日はここで100人位の人に会ったのではなかろうか。 下りは時計を捜しながら来たので結構時間がかかった。10km以上のダートなので手と足の裏が痛くなってしまった。路面状況は上りの時、洗濯板の様に見えたのだが下りは楽に下りることができた。 杉ヶ平で昼食をとり、そして高岡への帰路についたのでありました。 終わり |
《 白木峰 》 地元では 「 しろきみね 」 と言っている。 山頂付近はなだらかな草原でガキ田が点在し、クロサンショウウオ、イモリ等が生息する。 特に7月上旬頃にはゼンテイカとも言われるニッコウキスゲの大群落で一面オレンジ色になる。 |