第8号 縄ヶ池ソロツーリング
1983年6月12日 参加者 宇川 前日まで、縄ヶ池に行こうか? それとも休養日にしようか迷っていたけど二塚サイクルのオッサンに白木峰挫折ランの事を話すと、一言 「 情けないのぉ〜」 と言われてしまったので、やっぱり行くことにした。ソロのランは4月29日の平岩駅225kmランより久々である。当日、08:00 に出る予定が 08:30 になってしまった。 快調にR156を飛ばし29分で砺波市役所に到着した。飴をシャブリながらサドルを少し上げ出発。福野を通過し福光に入る直前に草を焼いた灰が目の中に入ってしまった。感激の涙を手で押さえながら福光を通過した。関係ないけどこんな時、五木ひろし等は非常に得をする。こういう、くだらん事を考えていると城端に着いてしまった。途中で一年も前の江戸っ子煮等を買い込み、縄ヶ池の入口(林道温泉)に着く。少し休んでスタートである。 道は舗装してあるが、かなり手応えがあり上空では送電線がビリビリと音をたてながら電気を流している。たぶん双竜ノ滝であろうと思われる所を通過して少したつと念願の?ダートである。勾配もかなりきつく24Tに落とすが、チェーンとスポークが接触する。今更調べる気も無いし、押すのは絶対嫌である。21Tに戻してガマンする。 分岐点を通過し、ようやく 11:23 入口より一時間で縄ヶ池に着いた。 |
全所要時間 6時間40分 全平均速度 13.5km/h 走行時平均速度 19.4km/h |
はじめて御対面する池と水の冷たさに感動しながら近くにいたおじさんとメシを食った。そのおじさんはメタでお湯などを湧かしていると魔法使いのように僕を見るのであった。約一時間後、写真等を撮って出発。下り始める所で霧に浮かんでいる医王山がとても綺麗だった。少し下るとすぐバーベキューハウス原山に着いた。輪跡5号に出ていた此処での出来事に淡い期待(コーラを貰った事)を抱いて前をウロチョロするが、出て来たのは恐ろしい顔のオバサンだけだった。 夫婦滝を見てダートをの下りをじっくり味わいR304にでた。ブナオの下り(刀利ダム側)より良くなかった。 たったの9分で城端に着き、少し休んでスタート。福光を過ぎた頃から足が痛くなったが 14:54 無事に帰ってきた。が、今日一日、一人のサイクリストにも会わなかったのが少し残念だった。 おまけコーナー ( 縄ヶ池 ) 縄ヶ池は城端から二、三里の山奥にあり四方一里半程、深さ計り知れない。 水中には龍が住んでいて池中に金気(カナケ)の物を投ずると、天候が一変し雨風となった。宝歴6年、城端近郷は荒風を伴った雨が降りしきった。作物は雨の食い過ぎと風に負けて収穫の半減は疑うべくもなかった。 古来、米を買い込み値上がりを待つ悪徳商人がしばしば池に金目を投げ込んだ。土民らは近郷相催し縄ヶ池に来て見ると池には大きな鉄の玉が一つ投げ込まれていた。それを取り上げると雨風は静まったが凶作を避けるには遅く、土民はジリジリと貧困のどん底に沈んでいく一方、土地の富豪は前々から多くの米穀を買い込んで土蔵にしまい込んでいた。 その年の暮れに、貧困で苦しんだ土民は徒党をなして才川屋十右衛門はじめ、四、五人の富豪を襲った。加屋家財から土蔵までもことごとく破壊し、米穀や家財等を持ち出した。その上、土民等は奉行所へ訴えた。 〜 才川屋十右衛門らは、数多の米穀を買い込み利をむさぼろうと、縄ヶ池へ鉄球を投じて雨風を起こし土民を貧窮に導いた 〜 と。 『奇事談』 より |
縄ヶ池
水芭蕉の群生地で有名です
季節になると、あらまぁ〜大渋滞
そんなんで
R304→縄ヶ池→林道温泉と、一方通行の道路規制が行われます
それから、オール舗装路だよ〜